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群(部門)・詳細 |
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日赤の総合診療 −“今”と“目指すもの”−
総合診療が意味するものは、施設や考え方で様々な幅がある。この中で“日赤の総合診療”とは何かを考えていく必要がある。現在、総合診療にすでに取り組まれている施設に現状と展望をお話頂き、今後の日赤の総合診療のあり方、またその養成の仕方をこれから総合診療に取り組む施設も含めて議論していきたい。 |
2 |
本音で語ろう、戦傷外科 ※指定のみ
戦傷外科は感染との戦いであり、かつ医療資材が乏しい環境で創傷治癒を促進させなければならない。野生動物がけがをしたとき、動物は自然治癒力に頼るしかない。人類も同じ現象が備わっているはずで、いかに現代医療が進歩しようと、その現象を無視した医療は創傷治癒を遅らせるだけである。この視点に立つとき、戦傷外科は創傷治癒において何が問題の本質かを教えてくれる領域である。症例を提示しながら本音で会場と討論したい。 |
3 |
ロボット支援手術
ロボット支援手術は、鏡視下手術の精度をさらに上げることが可能な手術として次第に普及してきている。2012年4月に前立腺癌に対する前立腺全摘出術が保険収載されたこともあり、赤十字病院においても前立腺全摘術を中心に導入が進みつつある。また、現時点では保険収載されていなが、今後は消化器外科領域や婦人科領域へも広まると予想されている。ロボット支援手術に関する取り組み、実績、展望あるいは問題点等について、多職種の皆さんに発表いただき、既に導入済みの施設や今後導入を検討している施設に役立つ討論を行いたいと考えている。 |
4 |
鏡視下手術の現状と展望
鏡視下手術は低侵襲で早期の回復が見込めることから、急速に普及している。しかし、新しい手技を安全かつ質を保ちながら導入するためには、いかにして技術や知識を習得し、スタッフ教育を行っていくかが重要な課題である。各分野での最新の鏡視下手術手技、技術習得や教育に関する取り組みなどについて発表いただき、職種や診療科の枠を越えて、赤十字病院全体のレベルアップに寄与できるような討論としたい。 |
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JRC産婦人科連絡協議会 −アンケート調査から見える産婦人科診療の現状と課題−
産婦人科領域では、赤十字病院間における情報交換の場として、平成22年、JRC産婦人科連絡協議会を立ち上げ、その輪は徐々に広がっている。本会では、毎年行われるアンケート調査に基づき、現状の把握、問題点の検討、将来の展望について意見交換を行っている。今回は、全国の、より多くの施設から参加を募り、まず、基調講演として、JRC産婦人科連絡協議会によるアンケート調査の報告を行う。さらに、マンパワーを含めた診療体制、緊急時の対応、小児科や麻酔科など他科との連携、研修医教育や研究活動などを通した人材育成などをテーマに、それぞれの病院が抱えている課題や、課題に対する取り組みを紹介していただき、活発な意見交換を行うことにより、病院間の連携の強化に繋がることを期待している。 |
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脳卒中医療の現状 〜地域医療を支える赤十字病院
熊本の脳卒中地域医療連携は、「地域完結型脳卒中診療」として、着実に進化しつつある。急性期治療とリハビリの継続を理念として行っている、「熊本型脳卒中連携パス」について紹介する。また、全国赤十字病院の脳卒中医療についてアンケートを用い、その結果についてディスカッションを行う。さらに、今後全国赤十字病院間での脳卒中診療における「病院間連携」の可能性についても模索したい。 |
7 |
整形外科をとりまく諸問題 −日赤間の連携で解決する試み− ※指定のみ
日赤のスケールメリットを活かし、人事交流、研修医獲得、整形外科医教育、当直後の手術等の労務環境などを話し合う日赤整形外科部長会を立ち上げ、日赤医学会で一同に会し議論したい。 |
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もっとクロス:チーム医療(消化器内視鏡部門) ※指定のみ
今回、チーム医療実践の現場として、内視鏡センター(消化器内視鏡部門)を取り上げた。
日赤医学会における試みとして、全国の赤十字施設消化器内視鏡部門の運営状況についてアンケート調査し、その調査結果報告に対する意見交換を通して、医師、看護師、コ・メディカルを含めたチーム医療の視点から、安全で効率的な運用アイディアを共有できる場とした。 |